リスアニ!LIVE 2016 SUNDAY STAGE 感想

いま、有料チャンネルでの特番放映が終了したので。

ネタバレ込みで、ライブ直後に書いた感想を残しておきます(一部未執筆)

セトリとかはこのあたり参考↓

アニソン・ゲーソンまとめブログ : 「リスアニ!LIVE 2016 SUNDAY STAGE」感想まとめ Aimerの顔を見せない演出から、川田まみの衝撃の引退発表まで濃密な5時間ライブ!

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リスアニLIVE 2016 SUNDAY STAGE
 
○まとめ
最初から最後まで剛速球だった前日に比べると中間部の「聴かせる」リストが特徴的だった(息抜きなし、全集中力をかけた)が、どんな感傷も衝動も、まみさんの引退宣言に持ってかれた
 
まあきょうのラインナップではトップバッター選抜は妥当。
それからアニソンシーン屈指の芸人ポジとして、リスアニ!首脳陣も加担したことしの小芝居も大いにさえわたった()。
「レールガンなし」縛りでも十分体力削っていただいただけに、イントロ振りのやるやる詐欺で最後まで持ってってくれるかと思いきや、最後の「only my railgun(after interude)」はかなり拍子抜け…
とはいえ繰り返しになるがオープナーとして場を十分に着火していただいた。個人的には去年に続き「Heaven is a Place on Earth」が聴けてうれしかったうえ、リスアニ!ライブでは初となるゲームシリーズゲーソン(今回は「シュヴァルツェスマーケン」のOP)も叩きつけてくれた。緑や白が照らされるのはコミュニティ外の者としてはとても新鮮。来年はぜひともゲーソン縛りでひとつ。
 
○TrySail
ポスト・スフィアではなくて、新時代のアイドルユニットを目指してほしいし、その期待が一気に高まったパフォーマンスだった。
とりあえず歌はまあご愛嬌だが、「whiz」のくっそこそばゆいパフォーマンスとくっそこそばゆいステップには姉貴分と一線を画す新世代型の未来をみた。他の楽曲も、コンチェルト風のつくりを前面に出して、3人であることを新たな側面からよく活かしている。
それからMCな。スフィアも十分芸人の域に達しているが、彼女らも愛されるキャラづくりがうまくいっていると思う。しっかりもの()雨天さんに、年下にして引き締め役の椎菜さん、そして核弾頭もとい麻倉もも。単なるかしましさとはまた異なるデコボコトークにおなかかかえた。三角形の3辺のような、斜め斜めな活躍を期待。
 
彼女もこれからが勝負だな。
プロデューサー冨田氏が語ったように、なるほど引き出しの多さは感服のひとことだが、声優だから器用というのは最近の中堅声優アーティストに共通の特徴なわけで(みかこしとか、きたえりとか)。
「世界が形失くしても」のような、詞と曲の意図的ミスマッチに思いを乗せて叩きつけるような手法だったら、当代随一の剛のシンガー鈴木このみの十八番だし(それでも同曲は凄い曲だった。好印象ストップ高)、「ギミー!レボリューション」のような脳内ピンク路線も、先行例を挙げればきりがない。
数年前のみかこしのパフォーマンスでも思ったことだが、器用さをうまく活かしつつ、みんなが敬遠しがちな路線を開拓してほしいと思う。「創傷イノセンス」あたりにそのヒントが隠されているんじゃないかなと個人的には思うが。
 
○綾野ましろ
冨田氏「これだけのパフォーマンスが、これだけなんて。もっと聴きたい」は、半分その通りなんだけど、もう半分はそうじゃないというか、もうおなかいっぱいというか… さすがに「vanilla sky」と「ideal white」を続けてぶち込まれたら胸やけを起こすレベル(いい意味で)。
エイルさんとかと同じ路線で、リスアニ!誌の功績としての現在のキャリアなわけだが、やはりエイルさんと同じように、これまで紆余曲折というか、人生の闇みたいなところが見え隠れしている感じが、これからのアニソンシーンを担うにふさわしい人物であって、どうして同誌は毎度毎度そんなタレントを発掘してくるんだろうと、不思議でしかない。
 
○Aimer
本日の白眉。
まず、多くの同業者が大絶賛中の「Brave Shine」だが、個人的には、そこまで大好きにはなれなかった。なぜか。それはこの日「あなたに出会わなければ」と「六等星の夜」を聴いて分かった気がして、あの少し紺に染まった透明な空気のような儚いハスキーボイスでのささやきにこそAimerさんの芯の感情が乗って飛んでくるとぼくは思っていて、「Brave Shine」では終始、作品由来の剛の感情をとばしてくるから。
その意味では、2年前の澤野さんのステージのときに振る舞われてからずっと耳から離れない「RE:I AM」などは、儚さと剛さ(つよさ)とが交互に見え隠れするという魅力があるわけで、今回ふたたび相見えることができたことには狂うほど感激するしかなかった。
そして、Aimerさんの「全力の『犬のおまわりさん』」超聴きたい。
 
○LiSA
残った2アーティストに使う体力に思いを巡らせて戦慄(いい意味で)するしかなかったが、先に登壇したのはこちら。(事情が事情じゃなかったら、こちらが大トリだったはずだが)
セットリストはLiVEの「Launcher」「MEGASPEAKER」を踏まえればほぼ予想通りで、未来に叩きつける挑戦状「ID」がオープナー、あるいは応援歌「Rally Go Round」、ピンク系遊戯曲「エレクトリリカル」(これじゃなかったら「WiLD CANDY」か「say my nameの片思い」かと思っていたが)、轟かす鋼鉄「Empty MERMAiD」、唯一念頭に無かったのは初期の代表曲「oath sign」、ここまで一気にやって、あなたが生きた証「シルシ」、そして明日の自分たち自身への誓い「Rising Hope」。
現代アニソン界のトップアスリートLiSAが語る明朗快活なストーリーにして、世界中のすべての仲間たちへの応援のメッセージ。ぼくも彼女の曲にここ何年も救われ生かされてきたが、ふたたび、まだ生きていたいと思うことができた。ピース。
 
(未執筆)
 
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編注:特番ではめったにMCを放映しないがまみさんの引退発表にきっちり尺を割いたあたりリスアニ!編集部のリスペクトを改めて感じた

リスアニ!LIVE 2016 SATURDAY STAGE 感想

いま、有料チャンネルでの特番放映が終了したので。

ネタバレ込みで、ライブ直後に書いた感想を残しておきます

セトリとかはこのあたり参考↓

アニソン・ゲーソンまとめブログ : 「リスアニ!LIVE 2016 SATURDAY STAGE」感想まとめ みのりんトップバッター&アイマストリ!"ライブハウス武道館"の熱気は最高潮だったな!

 

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リスアニ!LIVE 2016 SATURDAY STAGE

 

○まとめ
殺人的に楽しかった。
最初から最後までのすべてがクライマックスだった。

 

茅原実里
ZONE//ALONE」いいね上がるね→「TERMINATED」おお突っ込んでくるね→「paradise lost」えっさらに盛るの→「境界の彼方」ちょっと待って飛ばしすぎィ
と、ラストの「Freedom Dreamer」まで6曲ぜんぶ鉄板属性曲で、ずっと全力疾走の長距離をやっている感じ。序盤にしてギャラリーをかなりグロッキーにしたのに、当のみのりん本人は、あー走った走ったと言わんばかりのすがすがしい笑顔がいろんないみで印象的でした。

 

○分島花音
旗振りお手上げゲームの1曲目で肩慣らしをしたあとは、「ツキナミ」とアニメselectorシリーズ3曲、真紅色の毒をこれでもかと注ぎ込んでくるウルトラ俺得リスト。この日のためにselector1期2期貫通一気見したかいがあって、楽曲がいっそう骨の芯まで響いてきた (「難しい曲だったな」とかぼやいたきみ、せめてOPだけでも観なさい、人生観変わるから) 。あとバンドサウンドだと分島楽曲にはベースがすっげえ効くな!
MC冨田氏「弓で観客を威嚇するの、めっちゃセクシーですよね」アニサマのときに同じこと考えていた俺氏、職業アニソン評論家になれるんじゃないかな。

 

早見沙織
じつは今日の俺的白眉で、
・歌がすごくうまい。アニソン歌手としてうまいんだからそこらのJPOP歌手なんか目じゃないくらいうまい。特に「Installation」の入り、あれだけ薄い伴奏に音程とザッツを完ぺきに当てたのは達人レベル。
・その「Installation」、サビに聴き入っていたら、本人作曲箇所なんだと。詞書けて、聴き入れさせられる曲も書けるとか、ほんと何者。
・そして芸人色声優に引けを取らないおもしろMC。ぶどうかーん!!
MV音だと衝撃が少し足りない気がするが、間違いなくきょうのパフォーマンスはすさまじい存在感を示した。アニサマもよろしく。

 

○スフィア
序盤2アーティストでエネルギーかなり使って、はやみんの音楽にも聴き入ったので、なんというか中盤戦で息継ぎしたかったんだけど、させてくれなかった運営。苦笑。セトリがさあ。「vivid brilliant door」とか「Now Loading... Sky!!」とか「MOON SIGNAL」とか、締めに「NON STOP ROAD」とか、最初から最後までクライマックス感ハンパない。というかこの日のどのユニットも最初から最後までクライマックスで、つまり今日いちにち最初から最後までクライマックスだった。
秀逸なMCコント“人類の進化”

 

○fhana
かれらのMCをちゃんとした分量聞くのは初めてだったが、まーゆるいゆるい。kevin「今年はビッグになります!5メートル!」観客もそこはつっこんであげようよ…あれぜったいつっこみ待ちでしょ(?)
演奏は満を持して感しかなく、安定圧巻。今回はさとさんの裏ボーカルの出番も多くとてもよく効いて聴き入った。あと「星屑のインターリュード」どっちかというとミドルテンポ気持ち入れ替え系曲のはずが、かれらのアンセム「divine intervention」のあとに演られたせいか、つられて盛り上がり曲に変貌してしまっていたのがおもしろかった。
そして「ホシノカケラ」聴きたかった。ライブ行くか…

 

藍井エイル
もうアクシデントを心配するような立ち位置じゃないですね。ワンマン武道館も実現し、大舞台を股にかけるトップアスリートのひとりになってしまった。リスアニ!誌が生み、育て、大成させたという点で、同誌の最大の功績のひとつだろう。
個人的にまた聴けてうれしかったのは初期の黄昏系疾走曲「AURORA」。この曲と花音さんの盛る毒だけで今日の分のチケ代もとをとったようなもの。新曲「アクセンティア」、エイル楽曲のなりをしているのにちゃんとデジモン的DNAが炸裂しているのがたいへん面白かったというか新発見。そして現時点でのエイルさんの最強曲「IGNITE」。着火どころか燃え尽きて灰になった、すばらしいフィナーレ…これでまだ終わりではない…

 

THE IDOLM@STER THREE STARS!!!
エイルさんで燃え尽きたから、トリとはいえエネルギーセーブで…明日もあるし…とはならなかった。だって最初、「THE IDOLM@STER」の(フェスではなかなかおめにかかれない)フルコーラス版ですよ??
魔法少女ものとかで、「フレーズが勝手に頭の中に浮かんできて」ってあるじゃないですか。アイマスのコールアンドレスはまさにそれ。気付いたら(なじみのない楽曲でも、というかそもそもおれプロデューサーではないのに)口から勝手に叫んでいる感じ。なんなんだあれ。
それにしても歓声の地響きがすごかった。何年か前μ'sが出たときと同じくらい。それから、スリースターズ版での「お願い!シンデレラ」「Thank You!」、なんだかずっとにこにこして聴いていた気がする。アイマス万歳。

LIVE GALAXY メモ

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CASTLEのときがあまりにも全力全開すぎたから、初日初曲がエタブレってのは正直ある程度想像できたとか、

続くガイアで冒頭ガス欠をかなり覚悟したとか、

SUPER MANのあとのステグルもまったく調和的とか、

しかし案外ミドルテンポも入れてきてちょっとオヤって思ったりとか、

去年のADVENTUREのようにトライアスロンみたいな構成じゃないんだなウームとか、

というか温故知新ならぬ温故温故を東京ドームでってあまりにも贅沢だなとか、

アンコ・ダブアンまでパワゲPrayイノスタとっててどんだけ焦らしとか、

しかしジャスビリそしてブレフェニ外したのまじでどうなのとか、

二日目のほうがしんどそうと思ったらシンゲにブラスト並べてきたところで死を覚悟したとか、

抑止力にちゅるぱやも加え二日とも3つダンス曲並べるなんて鉄人だなとか、

犬日々曲最高だなとか、

二日とも信じられないくらい本編があっという間に過ぎてしまったのに実際は20曲以上普通にやっててそれはそれで信じられなかったとか、

アスゲを全身にあびながら奈々さんの曲とともに過ごしてきた十何年を思い返していたとか、

甲子園やべえええ彼女やっぱばけものだとか、

でもやっぱりノーリミスカナイアンチェとか並ばなくてどうなのとか、

いろんなことが頭の中を渦巻きながら、

最後のアルカディアですべての思いを開放してすべての元を取ったって感じ